一中レジェンド交流会
2023年7月8日 08時00分7月6日(木)の6校時にレジェンド交流会を行いました。一昨年度から行っているこの交流会は、今回で通算6回目になります。
今日は、愛南町文化財保護審議委員の多田仁先生にお越しいただき、「先史時代の移民たち」というテーマでお話をしていただきました。
約2万年前、日本の海岸線は今よりもずっと沖合にあり、現在の瀬戸内海や豊後水道は陸地だったそうです。愛南町内の遺跡から出土した石器を調べた結果、陸地だった瀬戸内海や豊後水道を通って現在の香川県や九州から愛南町に移ってきた人々がいたことが分かったそうです。香川県や九州、愛南町では、良質のホルンフェルスという石材資源が多く取れ、それを使った石器が人々の生活を支えたそうです。さらに、愛南町の自然が豊かだったことも安定した暮らしができた大きな要因だっとそうです。一本松からも多くの石器が出土されているそうです。
ホルンフェルスから作った石器で、魚をさばくところを実演していただきました。